英語の勉強は大変です。また、なかなか結果が出ないかもしれません。しかし、正しい学習ステップを踏んで、続ければ結果は出ます。実際、僕は中学校時代に英語が超苦手で、補講に呼ばれるくらいでした。プログラミングをしているうちに英語の必要性に気づき、英語の勉強を真剣に始めたところ、高校卒業時にはTOEIC900点、TOEFL87点という点数までに英語力を向上させることができました。そして、最近、TOEFL 104点を取得できました。
そこで以下に有効な英語勉強法をまとめたいと思います。
Contents
英語勉強法 ステップ1 文法 + 基本的な単語
単語の記憶は単調で正直つまらないし挫折しやすいのです。よって、英語の基礎力が備わるまでは、後回しで良いと思います。まずは、必要不可欠な単語力+文法を身につけましょう。
文法は土台となるので非常に大事です。単語力だけで、リーディング、リスニングはどうにかなるかもしれませんが、文法がわからないとライティング、スピーキングで非常に苦労します。
例えば、ライティング、スピーキングで文法を正しく使えていないと、自分の意図を伝えることが難しくなります。また、言い方が悪いですが、言葉が正しく使えないということで、かっこ悪いだけでなく、アホに見えてしまいます。特にビジネスのシーンでは信用力を失いかねないので良くないでしょう。(中国、韓国製品の誤った日本語使用を思い浮かべていたければわかると思います。)
英語の勉強において、英文法の能力向上は以下のメリットをもたらします。
リスニングにおける文法学習のメリット
具体的には、文法がわかると、リスニングの時に、動詞か名詞か判断がつきにくい音でも判別できるので理解に繋がることもあります。
例えば、以下の2つの文は同じ音に聞こえると思います。
1: I write to him (彼に手紙を書く)
2: I right to him
しかし、文法が分かれば、2ではなく1だとわかるはずです。何故なら、名詞のI (S)の後には形容詞のright(Adj)が来るのは、考えにくく動詞のwrite(V)が来るはずだとわかるからです。
リーディングにおける文法学習のメリット
リーディングでも、わからない単語がきてもわかる単語から想像することで英文の理解を助けることができます。
例: I want to be a philanthropist if I become a successful entrepreneur. (起業家として成功したら慈善家になりたい)
Iは名詞の(S)、wantは動詞の(V)、beはto beにして名詞化されていますが、beは本来、動詞の(V)。従って、philanthropistはist(〜の職業につく人)を意味する名詞の(C)であると想像できるわけです。ifの後も同様です。becomeの後に来ているのでentrepreneurも名詞、特に職業を意味する単語とわかるわけです。
つまり、文法が分かれば単語が分からなくても、「〜になりたい、もし〜になったら」のように何となく解釈することが可能になるわけです。
日本の学校は文法ばかりやっていると言われますが、私が知る限り多くの人は文法すら身についてません。私も文法がわかっていなかったために英文を読解するのに苦労したり、ライティングでは、文法ミスだらけで、どう書いて良いのか解らず苦労しました。
英語勉強法 文法についてのおすすめの本
おすすめの文法に関するテキストは以下です。
どれか1つ選べばよいと思います。
私は、Evergreenを実際、高校時代に使っていました。
良い点としては、問題が付いているし、イラストもあり、解説が丁寧で理解しやすいという印象を持ちました。デメリットととしては、独学で復習するには、ページ数が多いので圧倒されて挫折しやすいかもしれません。
その他には、一億人の英文法というテキストも良いようです。
良い点としては、話すことをコンセプトにしているので、イメージのしやすさを大事にしているようです。デメリットとしては、話すことを重点に置いていることから、解説が少ない文法事項もあるようです。
そして、最後に紹介するのは、キク英文法です。
こちらの良い点としては、解説がとてもコンパクトにまとまっているようです。デメリットとしては、コンパクトな分、少し読みにくく感じるようです。
英語勉強法 ステップ2 単語力の強化
繰り返しますが、単語を覚えるのは非常に退屈ですよね。ただ、この段階では単語力が非常に重要になってきます。
単語力がないと特にTOEFLや英検で出題されるアカデミックなリーディング、リスニング、スピーキングで苦労します。
単語のスペル、意味だけを覚えるのではなく、音も同時に覚えましょう。
そうしないと、リスニングの際にせっかく培った単語力を活かせません。また、スピーキングでも正しく発音できず意図を伝えられません。
ただ、発音も同時に覚えると言っても単語帳の付属のCDを聞くのは面倒ですよね。そこで、2つオススメの解決策を提案します!(3つ目はおすすめしませんがある程度はワークします。)
1 音声がCD形式で提供される単語帳を選ばない
単語帳は出来るだけアプリのものを購入するか、音声がWebサイト上でストリーミングすることが出来るものを選ぶのもオススメです。
例えば、以下のデータベースシリーズは、ストリーミングサイトを用意しているのでCDを読み込む手間がありません。また、豊富に例文が用意されている点はとても評価できます。私は、データベース4500を高校時代に実際に活用しました。今の英語力の基礎になっていると思います。
具体的にどれを選べば良いかですけど、結論としては、ご自身の単語力のレベルに併せて選べば良いと思います。
3000は中学から高校レベルだそうです。英語がかなり苦手だったからはこちらからスタートすれば良いかなと思います。
4500は高校レベル、つまり中級レベルだと思います。TOEICの点数が伸び悩んでいて、600点以下の方は、4500か5500が良いのではないでしょうか。その他の方向けに書くと、高校時代、英語が少々苦手だった方は4500で良いかなと思います。
高校時代、英語が苦手ではなかった方は、5500が良いのではないでしょうか。これで、TOEIC 750は到達できるようです。
2 Google Drive等を活用
Google Drive等のストレージサービスに一気にCDからコピーした音声データを入れて利用しましょう。そうすることで、どのデバイスからでもアクセスできて便利です。
3 Google翻訳等を利用する (オススメしない)
音がたまに間違っているし、いちいち音を調べるのは面倒すぎて継続することが難しくなるのでオススメしません。
英語勉強法 ステップ3 最後はひたすら演習
試験全般に言えることですが、過去問の演習が非常に大事です。そうすることで、試験慣れして素早く問題を解答するテクニックを身につけることが可能になります。(特にTOEICは慣れが必要)また、足りない単語力、読解力等を鍛えられます。
実際、私がTOEICを初めて受験した時、英語力に自信があり対策しないで、受けたところリーディングのセクションでは時間が足りず、全問回答することができませんでした。結果は、815点とかでした。しかし、次に、また無対策ですが、素早く回答することを意識して受験したところ、900点でした。
つまり、試験の形式に慣れるだけで得点を大幅に改善することが可能なのです。
英語勉強法 まとめ
- まずは、英単語学習より英文法
- 次に、単語学習(音も同時に記憶しよう)
- 試験対策は演習が大事
正直これが英語勉強法の全て・エッセンスなのですが、試験別に役にたつ情報、具体的な各能力の向上法も学んできたので別の記事に書きます。
TOEFL対策はこちらから。
TOEIC対策はこちらから。
是非読んでみてください。
リスニング、リーディングでニュアンスを想像できる
英単語に比べて量が少ないので比較的早く上達し、モチベーション維持が可能