TOEFL iBT 概要と対策 純ジャパ100点突破者が語る

TOEFL Preparation Overview
TOEFL 対策 概要

TOEFL iBTとは

TOEFL iBTはコンピュータベースのReadingListeningSpeakingWritingからなる4技能試験です。

試験内容は極めてアカデミックです。

主に非英語圏出身者が英語圏の大学に留学する際に、英語力の証明として必要となり、受験します。

したがって、よく混同されがちなTOEICとは大きく異なります。よって、TOEICを対策してからTOEFLというような段階を踏むことは非効率です。TOEICのスコアが必要でない限りオススメしません。

逆にTOEFLからTOEICへの移行はかなり効率的です。実際、私は無対策でTOEFL 80点台の時、TOEIC 900点を取りました。

TOEFL iBT 特徴

スコア

英検と違って2年間有効です。0-120点で採点されます。一般的に、80点が留学に最低限必要とされる点数です。

100点は一流大学/大学院に必要とされています。HBS(Harvard Business School)は例外的に110点という超高得点を要求しています。

詳しい学校、プログラム別の出願に必要なTOEFLスコア一覧は以下の記事を参照してください。

目標スコア別対策、セクションごとの目標点数については以下を参照してください。

結果はいつわかる?

最近、ReadingListeningセクションの点数は試験が終わり次第、コンピュータ上に表示されるようになりました。

なお、予想スコアとされており、そこから変動する可能性もあるようですが、それを経験したことはなく、ほぼ最終スコアと考えて良いでしょう。

つまり、試験会場にてすぐ試験後スコアをある程度予想できるようになったのです。

最終的なスコア・結果については、公式によると、4-8日ほどで公式サイト上にて確認できるようです。

余談ですが、昔はかなり時間がかかりましたし、ReadingListeningセクションの点数すら事前に知ることはできませんでした。

費用

$235で、クレジットカードで直接か、PayPal経由で支払いをします。

PayPal経由で支払いをする場合は、ドルを選択しましょう。ドルで決済した方が手数料がお安くなります。(通常PayPalの為替レートが悪いためです)

双方のオプションでも共通する点として、クレジットカードの両替手数料がとても高いので30,000円くらいを見積もっておいてください。

IELTS は25,380円らしいので費用が気になる方、もしくはIELTSの方が自分にあってそうだと思う方はIELTSでの受験を検討してみてください。

試験時間

試験時間は大体3時間ほどです。Reading、Listening、Speaking、Writingの順番で問題を解いていきます。Listening、Speakingの間に10分間の休憩があります。

注意&Tips

試験は、受付が済んだ順で始められるので、ある人はSpeakingをしていて、ある人はWritingをしていたりします。

遅く受付を済ませると、Listeningの最中にSpeaking中の人の話声が聞こえてくるので、とても集中しづらいです。

よって、そういうのが気になる人は早めに試験会場入りして、受付を済ませていち早く試験を開始しましょう。

ただ、こっちらの場合も、静かな中スピーキングを開始するのでみんなに書かれているような気がして緊張して話しにくくなると思います。

どちらが良いか考えて、試験会場入りしてみてください。

試験前には、リスニングとリーディングをしておきましょう。

そうすると、英語への脳の切り替わりがしやすくなります。英文に面くらいにくくなりますし、英語もすんなりと聞けるようになります。

持ち物

必須

パスポート、免許証等の身分証明書類、が必要です。これがないと受験できないと思います。

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必須アイテムではないのですが、耳栓が単色のみ持ち込み可です。個人的には、前述のように各受験者の試験開始時間の違いから耳栓は、必須アイテムだと思います。耳栓があると、雑音が遮断されて格段に集中力が上がると思います

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あとは、飲み物、食べ物です!験担ぎにカツ丼と行きたいところですが、外出禁止で10分しかないので、その時間内で食べられるものにしましょう!チョコレートも良いですが、個人的にはカロリーメイトがやっぱり安定のオススメです!も必須です。集中すると喉が渇くので。

TOEFL iBT 必要な勉強時間&各セクション共通事項

前提として、文法が備わっていない場合、いくら単語力を身につけても基礎力がないので上達しない可能性が高いです。したがって、高校レベルの英文法力はしっかりと身につけておく必要があります。

英文法が出来ていると仮定すると、大体毎日1-2時間ほど続ければ、3-4ヶ月で20点Upさせることが可能です。なので、単純に計算すると、60点の人だと8ヶ月とかで100点突破可能ということですね。

ただ、そもそも毎日1-2時間も勉強に時間を取れないとか、60点の時は挫折しやすいこととかを考慮すると、余裕を持って対策したほうが良いと思います。実際、僕も、2年くらいかかったと思います。

独学での対策は十分に可能だと思います。僕は怠惰なので、80点越えまでは塾に行ってました。ただ、ある程度勉強に集中できる人はほぼ確実に不必要です。

一般的には、公式問題集がマストです。ほぼ全員TOEFL iBT受験者は持ってます。

以下で少々詳しく各セクションについて解説します。

TOEFL Reading セクション

純ジャパの人にとっては非常に重要なセクションです。リーディングは、特に慣れないうちは時間がないです。それと、単語力が非常に重要です。

単語力がないと簡単に取れ、結構数もある単語問題を落とすことになるだけでなく読解が難しくなり全体の正答率も下がることでしょう。

単語力強化には以下の書籍をオススメします。

色々な意見がありますが、僕はRank3を7、8割ほどスペルを見れば意味がわかるくらい暗記して、104点を出すことが出来ました。

110点以上が目標の場合

Reading セクション最高29点の私の場合、リーディングセクションで一部わからない単語がありました。また、ほとんどの高度なレベルの単語は、スペル出来ず使えていません。このような語彙力不足が原因で私の場合、ライティングセクションの点数が伸びなかったのかもしれません。(最高25点)言い換えれば、語彙力不足の結果として、110点以上を獲得できなかった可能性があります。したがって、110点を目指す方はRank4までやる必要があるのではないかと思います。

100点以上が目標の場合

100点を突破するのが目標の方は、単語を頑張るあまり挫折するリスクがあるのでRank3までで良いと思います。

しかし、Rank3までだと、前述のとおり、わからない単語をReadingセクションでやや見かけます。

したがって、誤解をしたり、単語問題を答えられなかったりする可能性があり、やや危険ではあります。よって、不安な方は、Rank4まで覚えることをおすすめします。

80点以上が目標の場合

80点を目標とする場合は、Rank2で十分だと思います。

また、具体的なReading対策については以下の記事で詳しく述べているので参考にしてみてください。

TOEFL Reading 対策と概要

TOEFL Listening セクション

こちらも、純ジャパの方にとって非常に重要で慣れが重要です。それだけでなく、Reading以外のすべてのセクションで必要とされるスキルとなっています。

簡単にリスニング能力は落ちてしまうのと、状態に非常に時間がかかるので毎日続けることがとても大事です。どうしても時間がなかったり、やる気が出なかったりで続けられないというときは、WritingやSpeakingのリスニングパートで練習できなくはないので、それだけはやりましょう。

それすらできないほど、やる気が出ない時でもできる対策を紹介します。Discovery ChannelやInvestigation Discoveryの動画(日本語吹き替えでないもの)をYouTube上で観ることをおすすめします。これでも、十分リスニングの練習になります。また、意外とTOEFLに出てくる単語が出てきたり、コンテンツの質が高いので純粋な学びとなったりします!Lagoon(沼)、Ruthless(残酷な)等。

以下で詳しく解説しています。

TOEFL Listening 対策と概要

TOEFL Speaking セクション

このパートは本当に難しいです。問題は割と単純なのです。一方で、45秒か60秒以内という限られた時間内で回答しなければならないため、パニックになります。当然、あまり考える時間もないので、攻略の秘訣は、本当にいかに慣れるかです。それと、4問中3問においてリスニングがあるので、リスニング能力も必要です。そういう事情もあり、対策は一番後回しで良いと思います。

以下で詳しく解説しています。

TOEFL Speaking Preparation Overview

TOEFL Writing セクション

ライティングも慣れです。僕の最高得点は25点です。割と取りやすいセクションらしく、純ジャパで100点越えの中では点数を取れていない方です。でも、最近Writingは得点が出にくくなったと言われているので、こんなもんなのかもしれないです。

対策としては、テンプレートに合わせてロジカルに書き、いかに文字を書くかです。時間がない中、文字数を稼がないといけないので、練習が必須です。

また、必須ではないですが、英字キーボード(US)に慣れておいた方が良いかもしれません。というのも、上の画像の通り、キーボードの配列が一部異なります。具体的には、'(アポストロフィー)、””(ダブルクォーテーションマーク)などです。

多くの場合、キーの配置を示すプラカード的なのがおいてあります。しかし、一度だけありませんでした。(ある程度慣れていたので大丈夫でしたが、それでも時間をロスしたし、全く慣れていなかったら、パニックに陥っていたと思います。)よって、USキーボードへある程度は慣れることをお勧めしておきます。

具体的な問題別への対策及びそれに対応するテンプレートは、実例とともに以下で詳しく解説しています。

TOEFL Writing 対策と概要

TOEFL 対策・概要 まとめ

語彙力は不可欠ですので、素早く身につけましょう。ただし、語彙力の強化ばかりに集中することは避けましょう。

多くのセクションに関わってくるので、リスニング能力の向上が非常に重要です。Readingと単語力の強化の後は、Listeningを対策することをオススメします。

対策の優先度は:単語力の強化 + Reading ≧ Listening > Writing > Speaking 。

継続した学習が不可欠です。頑張りましょう。

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Ryu Nishida
純ジャパの私が、怠惰ながら独学でTOEFL 104点、TOEIC 900点を達成した方法について解説します。 トロント大学在籍。